• 金曜日, 5月 10th, 2013
ジャック・ダニエルといえば、パーポン・ウイズキーのはずだが、びんにはテネシー・ウイスキーと明示してあるのはなぜか・・・
バーボンの歴史は比較的浅くて、1789年アメリカ・ケンタッキー州バーボン群に住むバプテスト派の牧師、エリア・クレーグ氏が初めてつくりたといわれています。
バーボンの名も、その地名から生まれました。
その定義は「原料の51パーセント以上のとうもろこしを発酵させたもろみから、160プルーフ(酒の強度を示す単位)を超えないように蒸留ざれ、焦がした新しい樽に貯蔵したウイスキー」となっています。
ところで、同じアメリカ・テネシi州で、バーポンと同様とうもろこしを使ってつくられるウイスキーがあります。
ただこのつくり方の特微は、まず木炭の詰まった樽に蒸留したばかりのウイスキーを入れ、ろ過する。
そしてその後で、貯蔵用の樽であらためて本格的に熟成させる。
この過程を経て、はじめてチャコール・メローといわれる独特の味と香りが生まれるわけです。
これをバーポンと区別し、わざわざテネシー・ウイスキ1と呼んでいます。
そのテネシー・ウイスキーの代表格が、ジャック・ダニエルです。
ジャック・ダニエルの絶妙、円熟の味を楽しむ時は、一滴一滴すする(sip)ようにして飲むという意昧で、シッピング・ウイスキーともいわれています。
テネシー高地産の砂糖かえでの木炭を詰めた樽に、燕留まもないウイスキーを入れてろ過し、これをホワイトオークの樽にうつして、あらためて本絡的に眠らせ、熟成さます。
Category: お酒
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