Archive for ◊ 4月, 2013 ◊

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• 日曜日, 4月 28th, 2013




人間がビールをみつけたのは、おそらく偶然のことからと考えられています。

食べ残したブドウが皿の中で発酵してワインに、飲み残した蜂蜜が鉢の中でミードに・・・。

そして同じょうに、パンの食べ残しを水の中に入れておいたら、いつしかビールになった・・・。

ビールの起こりは、たぶんこんなことからではなかったかと想像されます。

そもそも、ビールなるものがこの世に初めて登場したのは、いまから約5000年も前のことといわれています。

ビールに関する世界最古の記録は、紀元前3000年ごろ、シュメール人が住んでいたという北部イラクのジャルモ遺跡から発掘された粘土板。

これは当時の生活様式のあれこれを記録した板碑だが、このなかにビール醸造の模様がはっきりと描かれています。

その記録によると、シュメール人たちは、エンマーという一種の小麦からビールを製造していました。

そして、色つけには大麦をまぜ、味つけには蜜や肉桂のほか、さまざまな 香料植物を用いていたようです。

しかし、当時のビールにホップまたはこの種のものが使用されていたかどうかについては、はっきりしていません。

シュメール人にとって、ビールは生活上欠くことのできないもので、給料の一部にビールの現物給与が行なわれていました。

その量は階級によって違い、勤労者階級は1日2リットル、中級官僚階級は3リットル、高級僧侶や地方行政官などは5リットルといったぐあいでした。

また、宗教国家であったシュメールの都市では、人が死ぬと家族は坊さんに420個のパンと60リットルの毅物をはじめ、着物や小やぎ、寝台のほか、ビールを7瓶も奉らなければならなかった。

したがってシュメールの寺院には、ビールがいつもたっぷりあったということです。

このシュメール人のビールづくりは、その後そのままバビロニア人に、さらにアッシリアへと受けつがれていきました。

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• 土曜日, 4月 27th, 2013




「ジンはオランダ人が”生み”イギリス人が”洗練”し、アメリカ人が”栄光”を与えた」

ジンの歴史を語るとき、必ずいわれる言葉です。

ジンの誕生は、16世紀なかば、オランダが植民地経営にのり出して、アムステルダムには株式取引所ができた、いわゆるオランダ最盛期のころです。

生みの親は、ライデン大学の教授シルビィウス博士です。

シルヴィウス博士は、ライ麦を原料にして蒸留洒をつくり、これに杜松(ねず)の実を入れて風味をつけ、これをジェネバァ(Jeneva)と命名しました。

なにしろ、シルヴィウス博士は有名な化学者でした。

その誕生のいきさつから、ジンは最初薬品として売出され、もっぱら薬屋さんで売られていました。

ところが間もなく、ジェネバァは酒としてもなかなかいけるということが、飲んベえ諸氏の知るところとなり、博士の死んだ1672年ごろには、すでにオランダの代表的な酒にまで出世したのです。

このジェネバァをイギリスに伝えたのが、アン・ビクトリアの両女王時代の犬英帝国の礎を築いたオレンジ公ウィリアム三世。

そして、ジェネバァの普及に一段と拍車をかけたのが、1690年から始まったウィリアム王戦争のため、オランダに渡ったイギリス軍兵士たちです。

ジェネバァのとりこになった兵士たちは、本国に帰ってからも、これを愛飲し続け、名前も「ジン」と呼ぶようになりました。

その後、英国内でのジンの普及は目ざましく、ついには英国の誇るジン製法も生み出されることになりました。

ちなみに、現在では普通、ジンと呼ぶときは、イギリス・ジンを指しています。

このようにイギリス人が”洗練”したジンを、さらにカクテルの主役にしあげたのがアメリカ人です。

もっとも、イギリスにも広い意味でのジンをべースにしたカクテルがなかったわけではないです。

しかし、ジンの地位を決定的に高めたのは、アメリカにおけるカクテル「マティーニ」の発明です。

当時は、マティーニを飲まないものは、酒を愛する資絡がないとまでいわれるほどで、マティーニはすっかりカクテルの王者となり、同時にジンの地位もグンと上昇したわけです。

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• 金曜日, 4月 26th, 2013




潮の干満は、月の引力で起きる・・・小学校の理科で習ったとおりです。

同時に、太陽の引力はせいぜい大潮・小潮、補助的な働きしかしないことも。

それからあなたは、海水に対しては月の引力のほうが強い、と結論してませんか?

実際は、太陽のそれのほうが178倍も強い〈引力=g×2体の質量の積÷距離の2乗〉・・・中学2年程度の計算です。

では、なぜ月が勝つか。

太陽はたいへん遠い(約1億5千万万キロ)から満潮点も干潮点も(地球の半径だけ太陽との距離に差がある)、及ぶ引力はそう違わない(0.08%)。

一方、月はわりと近い(約38万キロ)から、両地点に及ぼす引力の差の割合いは大きく(1.8%)なります。

そこで海水は、いうならば、イタズラッ子が、ヘビー級でもおうようなパパより、ライト級でもロやかましいママのほうをこわがるようなあんばいです。

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