Archive for the Category ◊ 歴史 ◊

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• 水曜日, 4月 17th, 2013




旧約聖書の中にも石けんのことが書かれているから、紀元前からあったわけです。

石けんを発明したのはガリア人かゲルマン人で、脂肪と木の葉をまぜて作ったこうやくのようなものだったらしい。

本格的に製造されはじめたのは8世紀の北イタリア、港町のサボナという所です。

日本でも石けんのことをシャボンといい、仏語ではサボンというのは、おそらくサボナの町名からきたのでしょう。

イタリアからフランスへはいったのは13世紀、ロンドンではじめて作られたのは1524年のことです。

日本では、文政5年(1822年)の『遠西医方名物考』に石けんの話があり、そのころはいってきたものと思われます。

安致7年(1860年)に宇田川興斎という人の書いた『万宝新書』に、「バレイショヲ用イテ錫布水(せんたくみず)ヲ製スル法」という一文が載っています。

バレイショヲヨク洗イ、外皮ヲ去リ、ワサビオロシニテ細クケズリ、コシブクロニテオシツブス。ソノ澱(かす)ハノリト為スベク、ソノ澄(うわずみ)ハ即チ錫布水ナリ。コノ水ヲ用イテ洗エバ妙ニソノ色アセズシテ、従前ノ張力光沢ヲ生ゼシム

つまりこんなものが、石けんのかわりになっていたのです。

面白いことに、石けんはそもそも洗たくのために作られたのではなかったようです。

紀元一世紀にプリニウスという人の書いた有名な『博物誌』の中には石けんは、ガリア人が頭髪に赤い光沢を生ぜしむるために発明した、とあります。

また、日本にだいぶ輸入されるようになった徳川時代には、もっぱらシャボン玉として使われていました。

その後薬としても用いられ、「護護解凝丸」「石ケン解凝丸」などという丸薬が珍重されました。

明治時代にはいってはじめて浴用、洗たく用に使われるようになり、明治6年からは大量に製造されはじめました。

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• 月曜日, 4月 08th, 2013




じゃがいもは昔、弘法大師が唐(中国)から持ち帰ったとか、織田・豊臣時代にポルトガル人が長崎に持ってきたとか言われています。

何千年も前から、南米のペルーやチリばどで作られていたのは事実で、チリが原産地とみられています。

それを、16世紀の頃、スペインの探検家フランシスコ・ピサロがスペインに持ち帰ったのが世界に広まるもとになりました。

ですので、弘法大師説はいささかあやしくなります。

スペインにもたらされたじゃがいもは、やがてヨーロッパ各地へ広がりました。

ドイツでは1618年から1648年まで、例の「30年戦争」が起こりました。

このため、国内の田畑は荒れて、食料が不足しました。

この時、小麦で作るパンに替わり、ドイツ国民を飢えから救ったのが、じゃがいもです。

その後、じゃがいもは毒のある植物だという迷信が広まり、あまり作られなくなりました。

しかし、1740年頃、フリードリッヒ大王は、国内各地をまわり、自分からすすんでじゃがいもを食べ、大いにPRに努めました。

それ以来、ドイツ人はじゃがいもをよく食べるようになり、フリードリッヒ大王は「いも大王」と呼ばれるようになりました。

我が国では、1706年頃から北海道後志国(しりべしのくに)の松兵衛という人が植えたという記録があります。

本州では1764年頃、甲斐国(かいのくに)で中井清太夫という役人が、農民にじゃがいも栽培をすすめたと言われています。

じゃがいもはカロリーが高く、主食にもなるし、でんぷんやアルコールの原料にもなる貴重な植物です。

フランスでは「地のリンゴ」と呼ばれています。

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