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• 月曜日, 5月 06th, 2013




「日本の政治家は、腹芸が得意だ」などといいます。

自分の考えや思ったことを言葉や行動に表さず、腹におさめて、ひそかに策を練ることで、それが老練さの証であるとされています。

もともとの「腹芸」とは、軽業などであお向けに寝ている人の腹の上で、もう一人が曲芸を演じたものです。

また、今でも宴会芸としてみることがあるが、自分の太鼓腹に顔の絵をえがき、腹をひっこめたり、ゆすったりして腹の顔に百面相をさせる芸のことです。

両方ともにいたってたわいのない芸です。

しかし、そこから「腹芸」ということばは芸能の用語として、主に歌舞伎の世界で用いられるようになりました。

たとえば、「団十郎の腹芸」といえば、セリフや所作以外の思い入れなどで、地味に心理表現をする芸のことをいいます。

腹芸は、相当の技量を備えた役者でないとこなせない芸です。

転じて、ことばや行動にださないで、度胸や経験で、政治家や財界人などが大局を処理する意味にも用いられるようになったのです。

ただし、高度な芸かどうかは保証の限りではありません。

Category: 政治
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