年々膨張する予算に「このままの勢いで増えたら、兆の次は一体なんという単位になるんだろう」と気を回している人がいるかも知れませんね。
ところがご心配には及びません。
兆の一万倍に「京(けい)」という単位がちゃんとあります。
そして京がダメになったら「該(がい)」「𥝱(じょ)」「穣(じょう)」「溝(こう)」「澗(かん)」「正(せい)」「載(さい)」「極(ごく)」「恒河沙(ごうがしゃ)」「阿僧祇(あそうぎ)」「那由他(なゆた)」「不可思議(ふかしぎ)」「無量大数(むりょうたいすう)」と一万倍づつ単位が決まっています。
超インフレになっても、まず勘定に困らないでしょう。
逆に小さい方はどうなっているでしょう。
小数一位の「分(ぶ)」から始まって、「厘(りん)」「毛(もう)」「糸(し)」「忽(こつ)」「微(び)」「繊(せん)」「沙(しゃ)」「塵(じん」「埃(あい)」「渺(びょう)」「漠(ばく)」「模糊(もこ)」「逡巡(しゅんじゅん)」「須臾(しゅゆ)」「瞬息(しゅんそく)」「弾指(だんし)」「刹那(せつな)」「六徳(りっとく)」「虚空(こくう)」「清浄(しょうじょう)」「阿頼耶(あらや)」「阿摩羅(あまら)」「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」となります。
埃(ほこり)が数に関係あるとは思わなかったに違いありません。

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