霧とかモヤとかカスミとか、空にかかったり、 たなびいたりするものはいろいろあるが、それぞれ定義があります。
「霧」ごく小さな水滴が大気中に浮遊する現象 で、水平視程、つまり地上に立った人の目の高さ で、一キロ未満しか見えない状態。
「モヤ」ごく小さな水滴、またはしめった吸湿性の粒子が、空気中に浮遊している現象で、水平視程で一キロ以上見える状態をいう。
「煙霧」 肉眼で見えない、ごく小さいかわいた 粒子が大気中に浮遊している現象で、数が多いため空気が乳白色ににどって見える状態。
「カスミ」カスミは気象学上の正式なコトバではなく、ボンヤリと視程の悪くなった現象をいう 日本独特の情緒的表現。
「煙」 燃焼により生じた小さな粒子が大気中に 浮遊している現象で、この煙の発生源が明らかに推定されている場合に限り煙とし、発生源の明らかでない場合は 〈煙霧〉になる。
「霧雨」きわめて小さな水滴、つまり直径0.5ミリ未満が、かなり一様に降るのが霧雨で、 水滴の大きさが直径0.5ミリ以上ある降水だと 〈雨〉になる。
というこでござんす。

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