天気が変わりやすくなると、天気予報が気になる。
ところが、快晴と晴とはどのていどの違いがあるか。
一時雨と時々雨とはどう違うのか。
実は いずれもちゃんと定義があって、次のような点で区別している。
快晴と晴れ
快晴は雲量が0から1までの場合をいう。
空をグルリ見渡して、雲の全くないのが雲量0で、見渡した空の一割まで雲のあるのが雲量 1である。
この割合で、雲量2から6までを晴という。
曇り
雲量7以上である。
一時晴、一時曇りの一時とは
時間的なインターバルのきわめて短い、一回きりの現象を指す。
そのインターバルは、予報の時間帯のうちの四分の一未満をいう。
仮に、一日分(二十四時間) の予報であったら、二十四時間の四分の一未満、 すなわち六時間未満までが一時ということになり、半日分 (十二時間)の予報の場合は、三時間までをいう。
この場合四分の一未満であれば、 たとえ一分間でも「一時晴、もしくは一時曇」 となる。
時々晴、時々曇りの時々とは
現象が断続して数回おこり、その合計時間が予報期間の二分の一 未満のとき、または一時連続しておこるが、その 時間が予報期間の四分の一以上二分の一未満のときをいう。
早い話、一日分(二十四時間)の予報をいう場合だったら、降ったりやんだり、降ったりやんだりして、その降った分の合計が十二時間 未満なら「時々雨」となる。
また、「一時連続しておこるが・・・」の意味 は、半日分(十二時間)の予報なら、降ったりやんだりがそう度々なくても、その合計が十二時間の四分の一以上二分の一未満、つまり三時間から 六時間未満の場合である。
ぱらつく
雨の、時間的でなく量的な表現で、 雨量五ミリ以下のことである。
もっとも、半日間降り続いて、合計雨量が五ミリ以下という場合などにはばらつく、とはいわない。

雑学・豆知識ランキング